菊池雄星、4年契約延長にGMは明言避ける 「感情に任せず合理的に話を進める」

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

来シーズンからの4年総額6600万ドル(約72億6000万円)は球団側に選択権

 マリナーズのスコット・サービス監督とジェリー・ディポトGMが7日(日本時間8日)、オンライン会見で今シーズンの総括を行った。菊池雄星投手との2025年までの契約延長については球団側が選択権を持っているが、ディポトGMは「我々は決断するための時間がある」と明言しなかった。

 菊池は今季29試合に登板し7勝9敗、防御率4.41の成績を残した。前半戦はエース級の活躍を見せオールスターゲームに初選出したが、後半戦は調子を落とし終盤は先発ローテから外れ、中継ぎに配置転換されていた。

 サービス監督は前半戦について「アンビリーバブルな活躍だった。彼の活躍無しに我々はあの(プレーオフ進出争いをする)位置にいなかっただろう」と評価したが、シーズン終盤の失速ぶりに「ユウセイは一流の選手でルーティンを非常に重視する選手だが、いい結果を得られていない時は、少し修正しないといけない」と指摘した。

 菊池の契約は、2019年から3年間で年俸総額4300万ドル(約47億3000万円)。2021年終了時点で球団がオプションを行使すれば4年総額6600万ドル(約72億6000万円)の契約延長が可能。一方で、球団が3年目終了時点で4年の契約延長オプションを行使しなかった場合、菊池はオプションで2022年まで契約を伸ばすことが可能。その場合は、年俸1300万ドル(約14億3000万円)になる。

 今後の契約についてディポトGMは「ワールドシリーズが終わってから5日後まで、我々は決断するための時間がある。感情に任せて意思決定をせず合理的に話を進めていくのが賢明なことと思う」と、話すにとどめた。

(Full-Count編集部)

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