審判も成績を公表して「順位表を」 “誤審”続きのMLB、解決策を米メディア提案

ロボット審判が導入されれば「後戻りはできない」

 現在、議論は審判の役割を人間が担うのが一番の選択肢なのかというところに来ている。独立リーグのアトランティック・リーグやアリゾナ・フォール・リーグで実験導入されたロボット審判による自動ストライクゾーン判定機能は今年、マイナーリーグの一部でも実施された。

 だが、ロボット審判が導入されれば「後戻りはできない」とし、代替案があれば「何でもやってみるべき」と主張する。MLBが現在どのように審判の技量を評価しているのかは公にされていない。しかし、審判の“成績”を公開すれば「優れた審判が今日は調子が悪かった」といった考えをファンも理解しやすくなると提案する。

 プレーオフの試合をジャッジする審判員も「100%実績主義にできるかもしれない」とし、プレーオフの審判員に選ばれるかどうかの「審判の順位表」を追いかける楽しみすら生まれるかもしれないとしている。一方で、基準に満たない審判を“整理”するのも「容易になる」とも。審判の成績が公にされ、厳格な昇格・降格システムが導入されれば、ロボット審判に飛びつくよりも「パフォーマンスを定量化するよりシンプルな方法になるかもしれない」と述べている。

(Full-Count編集部)

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