ソフトバンク、藤本博史2軍監督の新監督就任を発表「チーム一丸となって優勝へ」

会見に臨んだソフトバンク・藤本博史2軍監督【写真:福谷佑介】
会見に臨んだソフトバンク・藤本博史2軍監督【写真:福谷佑介】

藤本氏は2011年から1軍打撃コーチなどを歴任し、今季は2軍監督を務めていた

 ソフトバンクは29日、来季の新監督に藤本博史2軍監督が就任すると発表した。同日、本拠地PayPayドームで就任会見が行われ「今年はコロナ、主力の長期離脱で苦しい1年だったと思う。怪我人をできる限り少なくして各選手の力をしっかり出せるように、コーチ、スタッフ全員でサポートしていきたいと思います。チーム一丸となって優勝、日本一目指して頑張っていこうと思います」と意気込みを語った。

 球団から監督就任のオファーを受けたのはレギュラーシーズンの最終盤。あまりの驚きに「頭がぼーっとなりました」とその時の心境を明かした藤本新監督。「こんな光栄なことは巡ってこないだろうと。野球人として思っていなかった。巡ってきて、要請された時は不安だったんですけど、家族にも相談して、光栄なことだから思い切ってやったら」と背中を押されて、受諾を決断したという。

 現在は「76」の背番号も変更になるが、新番号はまだ未定。ただ、「工藤監督の番号をもらいます。すごく重たいと思います。7年で5回日本一。勉強熱心で、自分じゃそこまで追い付かないと思うけど、追いかけるためにももらいます」と語り、工藤前監督が背負った「81」の継承を希望した。

 今季、工藤監督体制7年目で初めてとなる4位に沈んだソフトバンク。クライマックスシリーズ進出、5年連続日本一を逃した責任を取り、工藤監督は続投要請を固辞して退任し、その後任として藤本2軍監督に白羽の矢が立った。

 藤本2軍監督は天理高から1981年のドラフト4位で当時の南海ホークスに入団。勝負強い打撃を武器とする内野手として活躍し、オリックスで現役を引退するまで17年間プレーした。2011年から2軍打撃コーチに就任し、ルーキーだった柳田悠岐外野手らを指導。2013年からは1軍打撃コーチを務め、2019年には3軍監督に。今季は2軍監督を務めた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY