守護神・松井に新人で9勝の早川、安楽も救援でブレーク 楽天の“ドラ1力”を検証
松井は入団2年目から守護神を務め、通算165セーブをマークしている
10月11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で77人、育成で51人、計128人が12球団から指名を受けた。プロ入りしてしまえば指名された順位は関係ない、とはいうものの、やはりドラフト1位指名選手はファンの期待も大きいもの。では、各球団の過去のドラフト1位はどれくらい育っているのか。今回は楽天の2010年からの1位選手の成績を検証する。
2010年1位の塩見は1年目に9勝を挙げるなどコンスタントに白星を重ねてきたが、今季は1試合に登板にとどまり初の未勝利に終わった。11年1位の武藤は15年に60試合登板も17年に戦力外に。12年1位の森は通算3勝。昨年3月にトミー・ジョン手術を受け、現在は育成契約を結ぶ。
2013年1位の松井は入団2年目からクローザーを務め、通算165セーブをマーク。今季は24セーブ、防御率0.63の安定感も、右太ももを痛めて8月下旬に離脱した。2014年1位の安樂は自己最多の58試合に登板、22ホールド、防御率2.08と安定した投球を披露した。故障で昨季1軍未出場に終わった2015年1位のオコエは8月中旬に1軍昇格、42試合に出場した。
2016年1位の藤平は5年目で初めて1軍登板がなかった。17年1位の近藤は昨年オフに戦力外通告を受け、今季ヤクルトに育成選手として加入。開幕前に支配下登録され22試合で防御率0.96の好成績を残していたが右肩を痛めて5月下旬に離脱した。
2018年1位の辰己は1年目から124試合に出場。今季は130試合に出場し、初めて規定打席に到達した。2019年1位の小深田は1年目の昨年、リーグ6位の打率.288をマーク。今季は成績を落とした。昨年のドラフト1位早川は先発ローテの一角として9勝を挙げた。今年は昌平高のスラッガー、吉野創士外野手を単独指名した。将来の右の大砲として期待されている。
(Full-Count編集部)