通算2打席で3度目の世界一! ブレーブスの“一芸選手”が成し遂げた珍現象
テレンス・ゴアは快足が自慢、ロッテ和田は続けるか
■ブレーブス 7ー0 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間3日・ヒューストン)
大リーグのワールドシリーズは2日(日本時間3日)、ヒューストンで第6戦を行いブレーブスが7-0で快勝、対戦成績を4勝2敗とし1995年以来26年ぶり4度目の世界一に輝いた。この中で、実に個人としては3度目の世界一を掴んだのがテレンス・ゴア外野手だ。
ゴアは2015年のロイヤルズ時代、2020年のドジャース時代に続く3度目の栄冠となる。過去4度のポストシーズンでのプレーで残した成績は10試合出場、2打数無安打で打率は.000。一方で5盗塁(1盗塁死)を記録しており、まさに一芸に秀でた選手だ。
米専門誌「ベースボール・アメリカ」のカイル・グレイサー記者が「ポストシーズンでの通算打席より多くの優勝リングを得た」と自身のツイッターで伝えたほどの珍現象。ゴアはレギュラーシーズン通算でも、102試合で67打数15安打1打点32得点40盗塁と“異次元”の成績を残している。
日本でも今季、ロッテの和田康士朗外野手が24盗塁でタイトルを獲得する一方、わずか24打席しか記録しておらず、その一芸ぶりが話題となっている。これから始まるNPBのポストシーズンで、パ・リーグ2位のロッテはまず楽天とのクライマックスシリーズファーストステージを戦う。ゴアの快挙に和田は続くことができるだろうか。
(Full-Count編集部)