CSベンチ外の阪神サンズ、来季はKBOリーグ復帰? 韓国メディアが指摘「案の1つだ」

阪神のジェリー・サンズ【写真:荒川祐史】
阪神のジェリー・サンズ【写真:荒川祐史】

2018年には韓国・キウムで打点王、古巣は「あらゆる可能性を開いている」

 阪神で2年間プレーしたジェリー・サンズ外野手が来季は韓国球界に“復帰”するのではとの観測が韓国メディアから上がっている。サンズは来日前、2018年のシーズン後半から2019年までをKBOリーグのネクセン、キウムでプレーし、2019年には28本塁打113打点の成績で打点王にも輝いた。

 韓国での実績を引っ提げ阪神入りした昨季、打率こそ.257ながら19本塁打、64打点で残留した。2年目の今季は、開幕から好調だったものの後半戦に入ると調子を落とし、打率.248、20本塁打、65打点。ファーストシリーズで敗退したクライマックスシリーズでは外国人枠の関係もあり、1軍登録を外されていた。

 この境遇に注目しているのが韓国球界だという。スポーツ朝鮮は「打点王出身のサンズが戻ってくる?」と題した記事を掲載し「新しいチームを探さなければならないサンズの選択肢のうち、1つがKBOリーグ復帰だ」としている。サンズが韓国に戻る場合は、保留権を持つ古巣・キウムのユニホームを着なければならないと指摘している。

 今季リーグ5位に終わったキウムは外国人打者に恵まれなかった。デビッド・フレイタスが43試合で打率.259、2本塁打。途中加入のウィル・クレイグも61試合で.248、6本塁打に終わり、記事は「近年ますますKBOリーグで成功する外国人打者が少なくなった中、サンズとの契約はキウムにとって案の1つだ」としている。

 キウム関係者は「サンズは体の状態が重要だ。アメリカでプレーしている選手を始め、他の候補選手と比較する予定」と説明し、あらゆる可能性を開いているという。虎の助っ人はどこに向かうのだろうか。

(Full-Count編集部)

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