今季110敗の弱小球団にいる“トレード価値No1”選手 米メディア「正真正銘お買い得」

ダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ【写真:Getty Images】

ケーテル・マルテは今季90試合出場で打率.318、来季年俸は約6.7億円

 今季52勝110敗と大きく負け越し、ナ・リーグ西地区最下位に沈んだダイヤモンドバックス。このオフ、チームはどんな手を打って再建を図るだろうか。米メディア「CBSスポーツ」は今季90試合出場で打率.318、14本塁打をマークしたケーテル・マルテ外野手を今オフのトレード候補1位に挙げている。

「CBSスポーツ」は「MLBオフシーズンのトレード候補トップ20」を選定。トレードされる可能性の高さ、トレード対象の選手が他球団にとってどれだけ魅力的かによって格付けし、マルテを1位とした。28歳のマルテは2016年オフにマリナーズからトレードでダイヤモンドバックスに加入。2018年3月に5年総額2400万ドル(約27億円)で契約延長し、21年は600万ドル(約6億7700万円)、22年800万ドル(約9億円)、23年1000万ドル(約11億3000万円)の球団オプションか100万ドル(約1億1300万円)でバイアウト、24年1200万ドル(約13億5400万円)の球団オプションか150万ドル(約1億6900万円)でバイアウトとなっている。

 2019年には144試合出場で打率.329、32本塁打、92打点を記録しMVP投票で4位にも入ったマルテ。記事は「パフォーマンスや手頃な契約であることを考慮すると、マルテは球界屈指のトレードの価値がある選手だ。正真正銘のお買い得選手である」と指摘。中堅と二塁を守ることができ、今後は内野でプレーさせることがマルテにとって「ベストかもしれない」としつつ「いずれにせよ彼はキャリアの絶頂期にいる」と評価した。

 球団は7月末のトレード期限でマルテを放出するつもりはないと意思表示した。しかし「あれから数か月が経ち、ロースターを評価する時間も増えたためダイヤモンドバックスは今オフに彼を市場に出すことを検討する可能性もある」と予測。移籍先候補としてアストロズ、ブルージェイズ、ドジャース、ジャイアンツ、マリナーズ、メッツ、フィリーズ、レッドソックス、レイズ、ヤンキースなどを挙げている。

 ちなみに2位はレイズのタイラー・グラスノー投手。年俸調停権を持つ28歳右腕の来季年俸は、低予算で知られる球団内では高額の600万ドル(約6億7700万円)前後と予想されている。今年8月にトミー・ジョン手術を受けた右腕に対して「(レイズが)600万ドル前後のお金ををつぎ込むだろうか? その可能性は低いように思える」と記事は解説。移籍先候補にエンゼルス、アストロズ、ドジャース、ジャイアンツ、メッツ、ツインズを挙げた。

(Full-Count編集部)

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