元NPB助っ人が暗黒チームを変えた 韓国サムスンで輝いたブキャナンとピレラ

元ヤクルトのデービッド・ブキャナン(左)と元広島のホセ・ピレラ【写真:荒川祐史】
元ヤクルトのデービッド・ブキャナン(左)と元広島のホセ・ピレラ【写真:荒川祐史】

投打の成績はもちろん、ベンチでの「雰囲気づくり」に注目

 韓国プロ野球KBOリーグでプレーするデビッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)とホセ・ピレラ外野手(元広島)の去就が注目を集めている。韓国メディア「Xスポーツニュース」が「ブキャナンの豪砲とピレラの全力疾走を、来季は見られるのか」という記事で伝えた。

 2人が所属するサムスンは今季、大躍進を果たした。かつてリーグ4連覇を果たした名門も、昨年まで5年連続でポストシーズン進出を逃し暗黒期と呼ばれていた。今季はシーズン2位となり、6年ぶりにポストシーズンへ。シーズン4位の斗山にプレーオフで敗れたものの、地元・大邱を沸かせた。

 そこで欠かせなかったのが、日本経由の助っ人2人の働きだ。ブキャナンは16勝を挙げ最多勝を獲得。177イニングを投げ162奪三振、防御率3.10と大車輪でローテーションを支えた。ピレラは140試合に出場し打率.286。29本塁打と97打点はともにリーグ6位だった。

 記事ではさらに、彼らがベンチの雰囲気を大きく変えたことを指摘している。「ブキャナンが『ルーティン王』と呼ばれるほど徹底したルーティンを守りながら活躍する姿は、若い選手たちの素晴らしい見本になった」とし、守備を終えた選手や本塁打を放った選手を真っ先にベンチで迎える姿はチームの雰囲気を変えたと指摘する。球団のYouTubeを通じてファンに「2ストライクを奪ったら応援の拍手をしてほしい」と呼びかけたことまであったという。

 またピレラが欠かさず見せた全力疾走も、好影響をもたらした。「闘魂と全力疾走の効果を目の当たりにしたサムスンの選手たちは、以前よりさらに攻撃的な走塁で相手を攻めるようになった」と記事は指摘。ピレラは足の形から、全力疾走には少なくない痛みが伴うが「私は優勝するためにここへ来ました。痛くても勝ちたいから全力疾走するのです」とのコメントを紹介している。

 記事は「サムスンは彼らとの再契約交渉に着く。来季も彼らを見ることができるのか注目される」と結ばれている。

(Full-Count編集部)

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