エンゼルス守護神が約21億円のQOを拒否 複数年を希望か、MLB公式は再契約を提言
31歳の右腕ライセル・イグレシアスは今季34セーブをマークした
エンゼルスで今季34セーブをマークしたライセル・イグレシアス投手が、球団が提示したクオリファイングオファー(QO)を拒否した。MLB機構が設定したQOの金額は1840万ドル(約21億円)。今後はエンゼルスを含む全球団との交渉が可能になる。
米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、31歳の右腕は「FA市場で複数年契約を求めていくことになる」と伝えた。4年5600万ドル(約64億円)の契約が予想されているという。
一方、MLB公式サイトは、イグレシアスが昨オフにホワイトソックスと契約したリアム・ヘンドリクス投手と同様の契約内容を探す可能性が高いと予想した。ヘンドリクスは3年5400万ドル(約62億円)で契約合意している。
また、先発右腕ノア・シンダーガード投手と1年2100万ドル(約27億円)で契約したエンゼルスの投手事情に触れ、「このオフに抑え投手(の獲得)が必要だ」と指摘。FA市場にいる他の抑え投手では、今季ドジャースで38セーブをマークしたケンリー・ジャンセンやパドレスで39セーブのマーク・メランソンらがいるが、他の投手は「劇的にレベルが落ちる」と解説。「最優先事項はイグレシアスと再契約することだ」と伝えている。
(Full-Count編集部)