14年の本塁打王ら今季在籍全5選手が退団 42年ぶり最下位転落の西武の助っ人診断

今季限りで退団した西武のエルネスト・メヒア(左)とザック・ニール【写真:荒川祐史】
今季限りで退団した西武のエルネスト・メヒア(左)とザック・ニール【写真:荒川祐史】

2019年に12勝を挙げたニールは1勝、メヒアは7月末に退団した

“所沢移転元年”の1979年以来、42年ぶりの最下位に沈んだ西武。外国人も軒並み低調だった。来日8年目のメヒアは家族が来日できないことを理由にシーズン途中で退団。2019年に12勝を挙げてリーグVに貢献したニールも1勝に終わった。西武の助っ人5選手の働きを検証する。

【投手】
○ギャレット
・61試合4勝3敗2S17H 防御率3.77
○ニール
・11試合1勝6敗0S0H 防御率5.85
○ダーモディ
・11試合0勝2敗0S0H 防御率5.13

 ギャレットはチーム2位の61試合に登板。17ホールドをマークしたが、不安定な投球も目立ち、防御率は前年3.10のから3.77に悪化した。ニールは今季2度目登板となった5月20日のソフトバンク戦で挙げた白星が今季唯一の勝利だった。3回途中9失点で降板した9月8日のソフトバンク戦が最後のマウンドになった。来日1年目の左腕ダーモディは前半戦に6度先発したが未勝利。後半に入って救援に転じるも8月末に登録抹消となった。

【野手】
○スパンジェンバーグ
・61試合181打数42安打7本塁打27打点 .232
○メヒア
・16試合21打数3安打1本塁打3打点 .143

 メヒアは5月28日に1軍昇格し、主に代打で出場したが21打数3安打12三振の不調で6月29日に登録抹消。コロナ禍で家族が来日できないことから退団を申し入れ、7月26日にウェーバー公示された。NPB通算738試合出場、562安打、142本塁打をマーク。2014年には34本塁打でタイトルを手にした。

 来日2年目のスパンジェンバーグは4月23日に1軍昇格したが、打撃の状態が上がらず苦戦。左膝の状態が思わしくなく、9月19日に出場選手登録抹消となった。西武は上記の5選手全員が今季限りで退団。既に新外国人として左腕ディートリック・エンス投手、ブライアン・オグレディ外野手の獲得を発表している。

(Full-Count編集部)

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