西武・栗山巧、900万円増の1億7900万円でサイン 今季は2000安打達成

契約更改交渉に臨んだ西武・栗山巧【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだ西武・栗山巧【写真:宮脇広久】

「今年よりは数字を上げたい」とあくなき向上心

 西武の栗山巧外野手が2日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、900万円増の1億7900万円でサインした。昨年オフに3年契約を結び、今季が1年目だった。9月4日の楽天戦(楽天生命パーク)では球団生え抜きで初(プロ野球54人目)となる通算2000安打を達成した。(金額は推定)

 中村剛也内野手と並ぶチーム野手最年長の38歳だが、欠かせない戦力であることに変わりはない。今季は117試合に出場し打率.251、4本塁打43打点。指名打者で59試合、左翼で51試合にスタメン出場した。

 交渉を終えた栗山は「(年俸は)ほぼ変わらず。ちょっと上がりますけど」と笑みを浮かべ「今年は非常に重要なシーズンでした。必ず2000本達成したいと思っていて、目標を達成することができてよかった」とうなずいた。

 来季は「今年よりは数字をしっかり上げたい」と意欲を示す。大記録は達成したが、「僕の野球人生にとって、ここからの1本1本が凄く価値があると思う。今までと変わらず、それ以上に気持ちを入れていけるか。それをファンに見ていただきたい」。栗山に“燃え尽き症候群”はありえない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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