ロックアウトで“契約宙ぶらりん”続出 元鷹マルティネスやバーランダーも…
バーランダーはMRI検査で問題? 米記者が推測を展開
メジャーリーグで2日零時(日本時間同日午後2時)から始まったロックアウト(施設閉鎖)の影響で、球団との契約が“宙ぶらりん”状態になった選手が続出している。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、ケン・ローゼンタール記者が注目の去就状況について言及。アストロズとの2年契約と報じられたジャスティン・バーランダー投手らの状況が語られている。
記事では、バーランダーはロックアウトが実施される2週間前の11月17日(日本時間18日)に2年5000万ドル(約56億円)で合意したと指摘。しかし球団からの正式発表はなく、交渉はストップとなった。この空白期間について「彼の身体検査の結果に問題が生じた、というのが論理的な推論」と展開。ただ、双方ともコメントは発表していないという。
バーランダーは2020年の9月にトミー・ジョン手術を受け、今オフFAとなっていた。ローゼンタール記者は、再契約する際のMRI検査で問題が見つかったのかもしれないとの憶測も。いずれにせよ契約は成立していない状況で「理論上はFAのままだ」との見方を示している。
正式発表にいたっていない選手は他にも。パドレスと4年2000万ドル(約22億円)と報じられた元ソフトバンクのニック・マルティネス投手や、オリオールズと1年700万ドル(約7億9000万円)と伝えられたジョーダン・ライルズ投手も“宙ぶらりん”。26年ぶりのロックアウトは、多くの局面で影を落としている。
(Full-Count編集部)