球界初の4億ドル選手が誕生する? 米メディアが予想する超大型契約を結ぶ若手は

ナショナルズのフアン・ソト【写真:Getty Images】
ナショナルズのフアン・ソト【写真:Getty Images】

20歳フランコがレイズと12年総額257億円で契約延長

 大リーグ機構と選手会は新たな労使協定に合意できず、経営陣が球団施設を封鎖するロックアウトに突入。広島からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す広島・鈴木誠也外野手らの契約関係は完全にストップしている。

 今オフはレイズが今季メジャーデビューした20歳のワンダー・フランコ内野手と球団最長12年2億2300万ドル(約257億円)で大型契約。決して資金が潤沢ではないチームの契約延長は米球界を驚かせた。「次に大型契約をつかむ若手選手は誰なのか」。米メディア「ブリーチャー・リポート」はランキング形式で紹介した。

 3位はブルージェイズの22歳、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手。エンゼルス・大谷翔平投手の投打に渡る活躍でMVPこそならなかったが、リーグトップタイの48本塁打。打率.311、111打点と堂々の数字を叩き出した。同メディアは「2億ドル(約227億円)程度が保障された契約がフェアだろう」と言及している。2位はレッドソックスの25歳、ラファエル・デバース内野手。打率.279、38本塁打、113打点をマークした強打者については「レッドソックスが契約延長を望むなら、2から始まる9桁の金額をオファーしなければ難しいだろう」と2億ドル級の大型契約を予想している。

 そして1位はナショナルズの23歳、フアン・ソト外野手だった。19歳でメジャーデビューした2018年から好成績を残し、今季は打率.313、29本塁打、95打点をマーク。同メディアは「22歳のシーズン(まで)に、2000打席とOPS+160を記録したのは、タイ・カッブ、マイク・トラウト、フアン・ソトの3人だけ」と注目。パドレスと14年契約を結んだフェルナンド・タティスJr.内野手のような長期契約を結ぶ必要性を唱え、「『球界初の4億ドル(約454億8500万円)の契約の候補者は誰になるか』と聞かれれば、それはソトだ」と伝えている。

 大谷が今オフにエンゼルスと契約延長するかなども注目されている。米球界で夢のあるビッグマネーを誰がつかむのか。ロックアウトでストップしているとはいえ、メジャーリーガーの超大型契約はオフの楽しみの1つと言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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