エンゼルスはオフ補強全体4位「かなり前進」 “残された宿題”を米メディア指摘

エンゼルスと契約したノア・シンダーガード(左)とマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】
エンゼルスと契約したノア・シンダーガード(左)とマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】

1位はメッツ、最低評価はドジャースとなっている

 MLB機構と選手会での労使交渉がまとまらず、ロックアウト(施設閉鎖)が続いているメジャーリーグ。移籍市場も凍結状態だが、米スポーツ専門局「ESPN」は、各球団がここまでに成立させた今オフの補強を格付け。エンゼルスは「B+」で30球団中4番目で、最下位はF評価のドジャースとしている。

「ESPN」は今オフ、各チームの来季優勝の可能性がどれだけ変化したかを基準に全30球団を評価。成績予想システム「Steamer」や米データサイト「ファングラフス」の予想WARなどを用いて、ワールドシリーズ直後の11月4日(日本時間5日)時点と、ロックアウトに突入した12月2日(同3日)時点での戦力によるシミュレーションを1万回ずつ実施し、リーグ優勝回数の変化が大きかった順にランク付けしている。

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは「B+」で4番目。変わったこととして「投手陣を補強した。先発のノア・シンダーガード、マイケル・ローレンゼンと契約し、救援のアーロン・ループ、ライセル・イグレシアスとも契約した。イグレシアスはエンゼルスからのFAだったわけだが、明らかに市場で1番の救援投手であったため、残留は非常に大きい」と指摘している。残された宿題は「さらなる投手補強」であるとし、「エンゼルスはかなり前進したが、勝利数のベースラインはまだ並だ」とも分析している。エンゼルスの今季成績は77勝85敗。今回の調査による勝利数のベースラインは84.3勝だった。

 1位はメッツで2位ブルージェイズ、3位アストロズの順。最低のFはパドレス、レッドソックス、ホワイトソックス、ブルワーズ、ドジャースの5球団で、その中で最もドジャースの評価が低かった。記事は「ドジャースはクリス・テイラーと再契約、ダニエル・ハドソン、アンドリュー・ヒーニーと契約したが、マックス・シャーザー、コーリー・シーガーが流出したことを考えずにはいられない」と論じている。ただ今季106勝を挙げたチームの勝利数のベースラインは104.7勝と相変わらず高い。

(Full-Count編集部)

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