大物メジャーリーガーが馴染むために努力 元オリ助っ人の日本語が上達したワケ

今季までオリックスに所属していたアダム・ジョーンズ【写真:荒川祐史】
今季までオリックスに所属していたアダム・ジョーンズ【写真:荒川祐史】

子どもたちも「日本語リアクションを取り入れていたよ」

 今季までオリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ外野手が、日本に馴染むためにしていた努力を語った。「FOXスポーツ」のアナリストを務めるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」に出演。上手に日本語を操る秘訣を明かしている。

 ジョーンズは日本語でインタビューに答えるなど異国の地に溶け込んでいた。その理由は「私の通訳はクールな年配の人で、私はレギュラーじゃなかったからクラブハウスやベンチ、いろんなところで毎日たくさん話す機会があったんだ。彼に四六時中『これは日本語でなんていうの?』って質問していた」と積極的にコミュニケーションを図っていたからだという。

 それだけではない。日本人と日本語で会話するように心掛けていたそうで「シーズン終盤、練習で内野ゴロを捕ったりしているときは彼(通訳)に他の選手のところに行くように伝えて、自分自身の知識だけでその場の状況に対応できるように試していた。野球のこととか打ち解けた会話の一部は、自分の力でなんとかできたよ」と通訳を介さずに会話を交わすまでに成長した。

「2年いるんだし、受け入れて何かを学ぼうとしたんだ。子どもも『え?』とか日本語のリアクションを取り入れていたよ(笑)素晴らしい2年間だったね」と振り返ったジョーンズ。メジャー通算282本塁打&1939安打と一流メジャーリーガーでありながら、やってきた日本の地に適応するため惜しみない努力を重ねていた。

【実際の映像】「やったりました!」関西弁も流暢に操るオリックス時代のジョーンズ

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