米独立リーグ、“ロボット審判”を廃止 選手から不満が続出、投本間も18.44mに戻る

アトランティック・リーグが自動ストライク判定システムを取りやめることを発表【写真:Getty Images】
アトランティック・リーグが自動ストライク判定システムを取りやめることを発表【写真:Getty Images】

昨シーズン途中から投手とホームの距離を18.44メートルから18.75メートルに変更

 MLBとパートナーシップを結んでいる米独立リーグのアトランティック・リーグは13日(日本時間14日)、2022年シーズンから投手プレートを元の位置に戻し、“ロボット審判”とも呼ばれる自動ストライク判定システムを取りやめることを発表した。

 同リーグでは昨シーズン途中から投手とホームの距離を18.44メートルから18.75メートルに変更。さらに自動的にストライクとボールを判定するシステムを球審に伝えてコールする“ロボット審判”も取り入れていた。

 米メディア「CBSスポーツ」も今回のルール廃止を伝えており「投本間の距離を動かしたことで選手たちはうんざりして、ストライキ寸前にまでなった」と不満が続出していたことに言及している。

 また、アトランティック・リーグのリック・ホワイト社長のコメントも紹介し「試験的なルールや道具は当然移り変わるものです。ある要素は残り、ある要素は微調整され廃止されるものもあります。それがMLBとアトランティック・リーグが試験を実施する理由です」と伝えていた。

 ただ、いくつかのマイナーリーグではロボット審判が使われており「MLBがこの使用を拡大させる可能性はある」と“完全撤廃”でないことを強調していた。

(Full-Count編集部)

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