「ベルーナドーム」で西武はどうなる? 本拠地名称変更年の優勝は2020年の鷹だけ…
本拠地が「福岡PayPayドーム」になった2020年、鷹はリーグ優勝&日本一に
西武は17日、本拠地・メットライフドームの名称を3月から「ベルーナドーム」に変更すると発表した。通信販売の「株式会社ベルーナ」が2027年2月末までネーミングライツ(命名権)を取得した。西武ドームから2005年に「インボイスSEIBUドーム」となって以降、ネーミングライツによる名称変更は今回が5度目となる。ここではプロ野球の各本拠地・準本拠地で名称が変更された年のチーム成績を検証する。
西武ドームから「インボイスSEIBUドーム」になった2005年、チームは3位に。以降「グッドウィルドーム」になった2007年は5位、「西武プリンスドーム」の2015年は4位、「メットライフドーム」初年度の2017年は2位と、まだ優勝がない。ベルーナドーム元年の今年はどうなるか。
福岡ドームはソフトバンク初年度の2005年に「福岡 Yahoo! JAPANドーム」になるなど、過去に3度名称を変更している。現在の「福岡PayPayドーム」になった2020年にリーグ優勝&日本一になっている。
楽天の本拠地・宮城野原公園宮城球場は「フルキャストスタジアム宮城」に始まり現在の「楽天生命パーク宮城」まで5度名称を変更している。ロッテの千葉マリンスタジアムは2011年に「QVCマリンフィールド」、2017年に「ZOZOマリンスタジアム」になった。
オリックスの本拠地・大阪ドームは2006年7月に「京セラドーム」に。近鉄との合併前、ブルーウェーブ時代の本拠地で“準本拠地”のように扱われる神戸総合運動公園野球場(グリーンスタジアム神戸)は、現在の「ほっともっとフィールド神戸」が3度目の命名権契約となる。
パ・リーグと比較してセ・リーグ本拠地のネーミングライツによる名称変更は少ない。広島の本拠地・広島市民球場は開場時の2009年にマツダが命名権を取得して「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」に。同年の成績は5位だった。中日の本拠地・ナゴヤドームは興和が命名権を取得し、昨年から「バンテリンドーム ナゴヤ」に。チームは5位に終わった。
本拠地や準本拠地が名称変更された年に優勝を飾ったのは2020年の「福岡PayPayドーム」のみ。「ベルーナドーム」で西武がどんな戦いを見せるか注目される。