元楽天ジョーンズや元中日ブランコの息子も… メジャーで活躍期待の“2世”選手たち

元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

元楽天アンドリュー・ジョーンズの息子は来夏のドラフト注目株

 昨年のメジャーリーグでは、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手、フェルナンド・タティスJr.内野手がそれぞれのリーグで本塁打王に輝くなど、「ジュニアズ」とも呼ばれる2世選手の活躍が目立った。15日(日本時間16日)には、中日などでNPB通算181発を放ったトニ・ブランコ氏の息子がパイレーツと契約したと報じられるなど、また新たな「Jr.」選手が生まれている。そこでここでは、これからの活躍が期待される2世選手を何人か紹介したい。

 現役メジャーリーガーで既に存在感を発揮している2世選手といえば、ゲレーロJr.、タティスJr.の他、ロナルド・アクーニャJr.外野手やボー・ビシェット内野手らの名前が挙がるだろう。2019年のナ・リーグMVP、コーディ・ベリンジャー外野手の父も元メジャーリーガーだ。

 これからが楽しみな選手の1人がレンジャーズのジャック・ライター投手。父親はメジャー通算162勝を誇る左腕アル・ライター氏だ。昨夏のドラフトで全体2位指名を受けて入団したばかりだが、MLB公式の球団別有望株ランキングで1位評価を受けるなど、早期デビューが期待されている。160キロに迫る速球と切れ味鋭いカーブが魅力の将来のエース候補だ。

 かつてマリナーズのイチロー氏(マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)と右中間コンビを組んだマイク・キャメロン氏の息子、ダズ・キャメロン外野手はタイガースに所属。2020年9月にメジャーデビューした25歳で、ここまでメジャーでは35試合で打率.194と結果を出ていないが、昨季のオープン戦では父親譲りの好守備を見せ、話題を呼んだ。

 日本人にも馴染みがある名前としては、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏の息子、ドリュー・ジョーンズ外野手にも注目だ。現在ウェズリアン高校の4年生。昨年末にMLBネットワークが公表した今夏の米ドラフト候補有望株ランキングで堂々の1位にランク付けされるなどメジャーのスカウトから高く評価されている。並外れたスピードと荒削りながらパワーを持ち、守備にも優れた選手だという。

 過去を遡ればケン・グリフィーJr.やバリー・ボンズといった大物も多い2世選手。ゲレーロJr.やタティスJr.らと共にメジャーを席巻する「ジュニアズ」が現れるか、今から楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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