ドラ1トリオや立浪監督の“秘蔵っ子”も…中日で1軍キャンプ抜擢された若手は?

中日・根尾昂(左)と石川昂弥【写真:小西亮】
中日・根尾昂(左)と石川昂弥【写真:小西亮】

目立った補強せず、現有戦力の底上げが急務の春季キャンプ

 目立った補強をしなかった中日は、現有戦力の底上げが急務の春季キャンプになる。それだけに、1軍の「北谷組」には、期待の若手がズラリ。二塁、左翼、右翼の3ポジションが“空席”とされる中、定位置奪取に向け1軍でのアピールが求められる有望株をピックアップする。

○石川昂弥内野手
 今キャンプで最も視線が注がれるひとり。プロ入り後の2年間は怪我で頭角を現せなかったが、長打力は誰もが認めるところ。アピール次第では二塁のほか、高橋周を二塁に回して三塁の定位置を掴む可能性もある。故障なく完走することが最優先。

○根尾昂内野手
 登録は内野だが、今季は外野1本でのレギュラー獲りを目指す。今オフも先輩・大島の自主トレに参加。プロ4年目を迎え、ビルドアップした体を結果につなげることができるか。昨季同様、春季キャンプからアピールしたい。

○高橋宏斗投手
 2年目を迎えたドラフト1位右腕。昨季は1軍登板を果たせなかったが、2軍で着実に成長。昨秋のみやざきフェニックス・リーグでは11イニング無失点と存在感を見せた。プロで初めて1軍で迎えるキャンプの投手陣は、大量24人のサバイバルだ。

○鵜飼航丞外野手
 右の大砲として期待されるドラフト2位ルーキー。飛ばす力では、同1位のブライト健太外野手を凌ぐとの声も。根尾らと争う外野の2枠。一日も早くプロの環境に順応して1軍完走できるかが、開幕へのひとつのポイントになる。

○伊藤康祐外野手
 高卒プロ5年目。昨季は1軍で25試合出場だったが、走攻守で着実に成長を重ねている。外野陣の中では、小技もできる貴重な右打者。立浪和義監督が描く「2番像」にも重なる。

○岡林勇希外野手
 昨春のキャンプで臨時コーチを務めた立浪監督が熱心に指導した“秘蔵っ子”。俊足巧打を武器に、昨秋からは二塁にも挑戦。外野との“両睨み”で、定位置をうかがう。

(Full-Count編集部)

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