「引き分け増加」は2021年シーズンをどう変えた? 上位に直結する試合巧者ぶり

オリックスの本拠地・京セラドーム大阪【写真提供:(C)ORIX Buffaloes】
オリックスの本拠地・京セラドーム大阪【写真提供:(C)ORIX Buffaloes】

引き分けの多いシーズンは過去にも

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、延長は行わずに9回打ち切りだった2021年シーズンのプロ野球。試合の短縮は過去にもあり、2011年と2012年には東日本大震災に伴う電力節約のための措置として「試合開始から3時間30分が過ぎた後に、新たな延長イニングに入らない」という“3時間半ルール”が導入された。

 2011年からの2年間は3時間半ルールが影響してか、例年に比べて引き分けの数が増加。しかし、2021年シーズンは、その2シーズンと比べてもさらに多くなった。昨季のパ・リーグ順位表は以下の通り。

2021年パ・リーグ順位表【画像:(C)PLM】
2021年パ・リーグ順位表【画像:(C)PLM】

 6球団すべてが15以上の引き分けを記録する歴史的な多さに。そこで今回は、2010年以降のパ・リーグにおける各順位ごとのチーム成績を、それぞれ表にして紹介。引き分けの多かった年とそうでない年ではどんな変化が生じていたのか見ていきたい。

2010年以降のパ勝率1位球団、ソフトバンクが6度

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