マイナー選手がまた受難? 球団減少に続き「選手の大幅削減」をMLB機構側が提案
各球団最大180人の枠を150人まで縮小?
新たな労使協定の締結が難航し、ロックアウトに陥っている米大リーグで、機構側の最新の選手会への提案に「マイナーリーガーの大幅削減」が含まれていることが分かった。14日(日本時間15日)に、米スポーツ局ESPNが伝えた。
「MLBは最新の提案の中で、国内の保留選手名簿の規模を縮小するよう求めている」とする記事の中で、機構は各球団が保有できるマイナーリーガーの数を現在の180人から150人に減らすよう求めたとしている。
提案は、2022年については180人の枠を維持、その後労使協定の有効期間中に150人以下まで枠を縮小する権限をコミッショナー事務局に与えたいとしている。
また記事では、MLB機構の関係者の話として「2023年に規模を縮小する計画はないが、将来的には減少させる柔軟性を持っておきたい」という考え方を伝えている。選手会関係者によれば、これまでにも同様の提案が行われたものの、選手会は拒否したと伝えている。
マイナーリーグの再編は新型コロナウイルスが広まった2020年の12月にも断行されており42球団が削減、多くの選手が職を失った。選手サイドからは批判の声が上がっており、2019年のプレミア12で来日したツインズのブレント・ルッカ―外野手は「MLBは積極的に自身のスポーツを縮小させようとする唯一のリーグだ」とツイートしている。
(Full-Count編集部)