フォロースルーが父そっくり? 元楽天AJの息子も名を連ねるMLBドラフト候補

元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

米メディア「CBSスポーツ」、1位は「ワンダー・フランコに匹敵する」

 今夏に行われる予定のMLBの「ファースト・イヤー・プレイヤー・ドラフト」(ドラフト会議)で指名を受ける選手たちに、今回も注目が集まっている。米メディア「CBSスポーツ」ではスカウトやアナリストの意見を加味したドラフトプロスペクトを紹介。完成度の高い17歳や、何気ない打席の仕草が父親“そっくり”な元楽天アンドリュー・ジョーンズの息子などが上位にランクインしている。

 1位には打撃面で特に素晴らしい17歳のプロスペクト、テルマー・ジョンソン内野手(ジョージア州・メイズ高)。記事内で「彼は17歳の当時のワンダー・フランコに匹敵する」と言及。フランコは昨年11月に最長12年2億2300万ドル(約257億円)の超大型契約をレイズと結んだ20歳の有望株の遊撃手。その名前を引き合いに出してまで紹介されている。また、他の評価者は「最高にうまくいけばガーディアンズの三塁手ホセ・ラミレスのような選手になる」とも。いかなるカウントからでも、様々な球種のボールを、フィールドのどの位置にも打つことができると評判だという。

 2位にはチェイス・デローター外野手(バージニア州・ジェームズ・マディソン大学)。190センチを超える身長で、広角に打球を放たれる20歳の左打者。大学での2シーズンでは打率.385、出塁率.488、長打率.657というハイアベレージを残し、大学のリーグの投手たちを圧倒し「彼はパワーがあり、足も速く、肩も強い」と記事では言及している。3位にはブルックス・リー内野手(カリフォルニア工科大学)。両打ちの遊撃手だがあるスカウトは打撃面を高く評価しているが「二塁手か三塁手にコンバートされるのでは」とされている。

 トップ3には入らなかったが、4位にはメジャーや楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏の息子のドリュー・ジョーンズ外野手(コネチカット州・ウェズリアン高)の名前が。バンダービルト大への進学が決まっているものの、「交渉次第でメジャー入りするのではないか」と伝えられている。スピードとパワーを併せ持つ中堅手で、記事では「絶頂期には、ディフェンスとベースランニングに優れた、平均以上の打者になるだろう」と評価されている。

 メジャーリーグには、テルマー・ジョンソンやドリュー・ジョーンズらのように多くのプロスペクトが存在しており、楽しみな逸材ばかり。数年後のMLBをきっと沸かせてくれるだろう。

【実際の動画】フォロースルーが父とそっくり? 元楽天ジョーンズの息子、ドリュー・ジョーンズの打撃フォーム

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