テーマ「競争」体現し猛アピール DeNA三浦監督が成長を実感する4年目内野手とは?

DeNA・知野直人【写真:町田利衣】
DeNA・知野直人【写真:町田利衣】

知野直人は20日の巨人戦から実戦6打席連続安打を放った

 DeNAの沖縄・宜野湾キャンプは23日、第5クール最終日を迎えた。予定されていた楽天との練習試合は雨天中止となったが、三浦大輔監督は今クールのテーマ「競争」の浸透を実感。実戦でアピールを続ける知野直人内野手を高く評価した。

「全員が競争意識を持ってやってくれています。その中でも知野とか分かりやすいんじゃないですかね」。三浦監督が名前を挙げたのは、プロ4年目を迎えた知野だった。4打数4安打だった20日巨人戦から、22日広島戦の2打席目まで、実戦6打席連続安打と結果を残した。

 2018年ドラフト6位で入団し、2年間は1軍出場なし。昨季デビューし36試合の出場で打率.176、1本塁打3打点だった。1軍定着、さらにレギュラー奪取を目指して打撃強化に取り組んできた。

 それが成果となって表れ、指揮官も「やはりバットコントロール、コンタクト率。ボールを捉える確率が間違いなく昨年より良くなっていますし、考え方もそう。今までの長打というところを、コースに逆らわずという打撃も良くなっている」と成長を認めた。

 昨季は内野全てを守った知野。宮崎敏郎、ネフタリ・ソト、牧秀悟ら盤石のメンバーもいるが、内野陣の活性化はチームの底上げにもつながる。「知野も必死にアピールしている。このキャンプでチームバッティングというのを掲げていますから、取り組んでいる成果が今のところ出ていますよね」と三浦監督も競争激化を歓迎した。

 26日からはいよいよオープン戦がスタートする。主力の出場機会も増え、若手にとってはさらにアピールが必要となってくる。まずは開幕1軍入りへ、知野の本当の勝負が始まる。

(町田利衣 / Rie Machida)

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