大谷翔平が「打撃に専念したら…」 米メディアが“現役最強打者”TOP3に選出

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

トップ3はソト、ゲレーロJr.、大谷翔平の順だった

 MLB機構と選手会による労使交渉はいまだ妥結に至らず、3月31日(日本時間4月1日)開幕予定のレギュラーシーズン短縮の懸念が生じている。そんな中、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は2022年シーズン開幕時の打者ランキングトップ10を選定。エンゼルス・大谷翔平投手を3位にあげている。

 選手はキャリア通算成績、昨年の成績、今季も活躍を維持できるかという期待度を基に選出。昨季46本塁打&100打点をマークした大谷は3位にランクインしている。「オオタニは(2021年に)信じられないパワーを披露した」と記事は指摘。昨年オールスターのホームラン・ダービーではメッツのピート・アロンソが優勝したが「誰もがオオタニを見ていた」と評している。

 昨季の大谷は、高い確率で長打や本塁打が出やすいとされる打球速度98マイル(約158キロ)以上、打球角度26~30度の「バレル率」でリーグトップ。「シーズン終盤に疲労が現われなかったら、どんな成績を残していたことやら」とし、昨季最後の2か月は235打席で打率.216、出塁率.379、長打率.422、9本塁打とペースが落ちたことに触れた。また「1年間通じて打撃に専念していたらどうなっていたか、想像してみてほしい」とも述べている。

 2位は大谷との争いを制して48本塁打でタイトルを手にしたブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手。同メディアが別企画で実施した「パワーヒッターランキング」「コンタクトヒッターランキング」でともにトップ10入りしたのはゲレーロJr.だけだったといい「本塁打においてもコンタクトにおいても、彼の打撃は素晴らしい」と評した。

 1位はナショナルズのフアン・ソト外野手。昨季は最多の145四球を選び、出塁率はトップの.465だった。「投手が打てる球をほとんど投げてこないのに、彼は(良い)成績を積み上げている。どれだけダイナミックな打者かということを、その事実が物語っている」とした。記事ではMLB公式でスタットキャストを担当するデビッド・アドラー氏の情報を紹介。それによると、昨年9月下旬の時点で、外角にボール1個分以上外れる球を796球投じられ、手を出したのはそのうち4.9%の39球だった。

(Full-Count編集部)

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