OP戦“首位打者”はアテにならない? 過去2年は成功例も…17年助っ人は大失速

楽天・島内宏明(左)と阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史】
楽天・島内宏明(左)と阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史】

2021年は楽天・島内宏明が打点王、2020年は阪神・大山悠輔が28本塁打

 ペナントレースへの足場固めとなるオープン戦。成績がどこまでシーズンに影響しているのかは気になるところ。直近5年で“首位打者”として開幕を迎えた選手たちの中には、勢いそのままにキャリア最高の成績を残した飛躍がある一方、大失速となったケースも存在している。

 昨季のオープン戦でトップの打率.400をマークした楽天・島内宏明は、シーズンでは自身初のタイトルとなる打点王を獲得。不動の主力として141試合に出場し、キャリア最多の21本塁打もマークした。

 2020年に打率.378を残した阪神・大山悠輔は、シーズンでは28本塁打、85打点を記録。新型コロナウイルス感染拡大で120試合に短縮されたのにもかかわらず、キャリア最多の頼もしさを見せた。

 直近2年は相関関係が成立しているが、2019年より前を見てみると“アテ”にならない状況も滲んでいる。2019年のオープン戦で打率.388だったDeNA・楠本泰史は、シーズンでは39試合出場どまり。2017年に新助っ人として打率.375を記録し、開幕前に期待感を膨らませたシリアコは、シーズンわずか12試合出場で1年で退団した。

 開幕した途端、雰囲気や投手の仕上がりも変わってくるのは確か。今季は誰が“首位打者”としてシーズンに臨むのか。オープン戦の戦いぶりからも目が離せない。

【一覧】キャリアハイの一方…“期待ハズレ”となった助っ人も 過去5年のOP戦首位打者たち

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