佐々木朗は「余裕でスアレスより速い」 安打放った鷹リチャードが感じた驚異のスピード

3回に中前安打を放ったソフトバンク・リチャード【画像:パーソル パ・リーグTV】
3回に中前安打を放ったソフトバンク・リチャード【画像:パーソル パ・リーグTV】

「スアレスが1番速いと思っていたんですけど、余裕でそれより速かった」

■ソフトバンク 1ー0 ロッテ(オープン戦・5日・PayPayドーム)

 5日のオープン戦で最速163キロをマークし、ソフトバンク打線を5回無失点に抑えたロッテの佐々木朗希投手。わずか2安打に封じられたソフトバンクの中でチーム最初のヒットを放ったのは、リチャード内野手だった。

 2回まで完全投球だった佐々木朗。リチャードは3回の先頭打者として打席に入ると、1ストライクからの2球目、161キロの真っ直ぐを中前へと弾き返し、試合後は「絶対に打ってやろうという気持ちを持って打席に入った」と振り返った。

 この回に入る直前、ソフトバンクの選手たちはベンチの前で円陣を組んだ。先頭だったリチャードはここに入れず「何を言っているのかな、と思っていた」という。そこに歩み寄った本多雄一内野守備走塁コーチは「『上からコンッ』て言ってたぞ」。この言葉を聞いたリチャードは「上からコンッでいったら打てました」と語った。

 5回の2打席目はバットを折られ、どん詰まりの一ゴロ。この日最速163キロをマークし、160キロ台を連発した佐々木朗に対し「速かったですね。(ロベルト)スアレスが1番速いと思っていたんですけど、余裕でそれより速かったです」と証言していた。

 また、試合後にはちょっとしたエピソードも披露し、爆笑を誘った。「バットを折りすぎて、今、自分のバットがないんです」とバット不足に陥っていることを告白。「昨日の試合後に『バットないんちゃうん』って松田さんがデカい声で言ったら、今宮さん、栗さん、グラシアル、井上、谷川原さん、みんなが寄付してくれました」と明かした。佐々木朗からヒットを打ったのはグラシアルから貰ったバットだったが、それも第2打席で折られてしまったという。

(Full-Count編集部)

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