支配下どころか開幕1軍も現実味 プロ入り前に“不運”…DeNA育成左腕に膨らむ期待

6回から2番手として登板したDeNA・石川達也【写真:宮脇広久】
6回から2番手として登板したDeNA・石川達也【写真:宮脇広久】

育成2年目の石川達也、オリックス戦で2回を1安打無失点の好投

■DeNA 4ー0 オリックス(オープン戦・6日・横浜)

 DeNAの三浦大輔監督が、2年目の育成左腕に惚れ込んだ。本拠地・横浜スタジアムで6日に行われたオリックスとのオープン戦。6回から2番手として登板した背番号「101」の石川達也投手が、2回を1安打3奪三振無四球で無失点の快投を演じた。支配下登録はもちろん、左の中継ぎとして開幕1軍まで期待は膨らむ。

 この日急きょ2軍から呼ばれたばかりだったが、臆するところは全く見せなかった。6回先頭の頓宮を113キロのチェンジアップで空振り三振に仕留めると、続く山足は内角低めの144キロ速球でニ飛に。俊足の渡部にはセーフティバントで虚を突かれ、一塁手・伊藤裕の足がベースから離れるミスで出塁を許し、福田にも左前打を浴びたが、宗を143キロのストレートで一ゴロに打ち取った。

 続く7回は、先頭で迎えた昨年の本塁打王・杉本をチェンジアップで、若手の成長株・太田を143キロ速球で、連続空振り三振に斬って取った。ドラフト5位ルーキー・池田には内角低めの143キロで右飛を打たせ、3者凡退。ストレートも変化球も、内角いっぱいのコースに決まる。堂々たる投げっぷりだった。

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