年俸9.5億円の秋山翔吾がチーム内3位に“浮上” 主力放出のレッズでランキング大変動

レッズ・秋山翔吾【写真:AP】
レッズ・秋山翔吾【写真:AP】

2010年に引退のグリフィーJr.が6位という“珍事”も

 レッズで3年目を迎える秋山翔吾外野手は、今季チーム3番目の高額年俸選手となる。チームはロックアウトが収束してから、相次いで主力選手を放出し再建モード入り。秋山にとっては過去2年以上に、シビアに働きを評価されるシーズンとなりそうだ。

 米メディア「NBCスポーツ・シカゴ」は、レッズの年俸上位ランキングを明らかにした。

1位 一塁手 ジョーイ・ボット(2500万ドル=約29億5800万円)
2位 三塁手 マイク・ムスタカス(1600万ドル=約18億9340万円)
3位 外野手 ショウゴ・アキヤマ(800万ドル=約9億4670万円)
4位 先発投手 ルイス・カスティーヨ(750万ドル=約8億8750万円)
5位 先発投手 タイラー・マーリー(550万ドル=約6億5080万円)

 レッズはロックアウト収束以降、先発の一角を占めていたソニー・グレイ投手をツインズへ放出。代わりに昨季のドラフト1巡目指名で契約したチェイス・ペティ投手を獲得した。さらにマリナーズへ左翼のレギュラーだったジェシー・ウィンカー外野手、同じく三塁を担っていたエウヘニオ・スアレス内野手を放出。年俸総額を削減しての再建モード入りを明確にしている。

 秋山は昨季、88試合に出場し打率.204にとどまった。途中出場も多く、9月には負傷者リスト(IL)入りしてそのままシーズンを終えた。チーム内年俸2位で、昨季62試合出場にとどまったムスタカスとともに、よりシビアに働きを評価されるシーズンとなりそうだ。

 また、このランキングに続く6位には、2010年にマリナーズでプレーしたのを最後に引退したケン・グリフィーJr.外野手が入っている。レッズでプレーしたのは2008年途中までだが、今でも年俸360万ドルを支払っている。当時の契約が年俸の一部を後払いすることになっていたためだ。支払いは2024年まで続くとされている。

 現在のレッズの年俸総額は7680万ドル(約90億8835万円)で、30球団中21位。秋山は定位置をつかみ、年俸にふさわしい働きを見せることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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