広陵の“ボンズ”真鍋が2年生ライバルに闘志 「佐倉が打つ前にホームラン打つ」

3安打の活躍を見せた広陵・真鍋慧【写真:共同通信社】
3安打の活躍を見せた広陵・真鍋慧【写真:共同通信社】

花巻東・佐々木、大阪桐蔭・前田、九州国際大付・佐倉と「2年生・四天王」として注目

 第94回選抜高校野球大会は20日、大会2日目第1試合で広陵の“ボンズ”こと真鍋慧内野手(2年)が登場。敦賀気比戦に「4番・一塁」でスタメン出場すると4打数3安打1打点。チームも9-0で勝利した。次戦は同じ2年生で4番を務める佐倉侠史朗のいる九州国際大付戦だが「佐倉がホームラン打つ前に打ってやろうと思っている」と闘志を燃やした。

 大会注目の2年生スラッガーがその実力を見せつけた。初回1死三塁の第1打席は三邪飛に倒れたが、続く3回2死一塁の第2打席では右前打を放ち甲子園初安打をマーク。さらに5回無死一、三塁の第3打席では左犠飛を放ち初打点。6回1死一塁の第4打席では強烈な右前打、そして8回2死一塁の第5打席でも瞬く間に中前に弾む安打を放ち3安打の固め打ち。

 3安打1打点の活躍を見せ「初回のチャンスで得点できなかったので悔しい気持ちを切り替えていけた。3安打打てたことはいいこと。持ち味の長打力が発揮できてないので、そこはまだ」と課題も口にした。

 今大会は花巻東・佐々木麟太郎内野手、大阪桐蔭・前田悠伍投手、九州国際大付・佐倉侠史朗内野手と共に「2年生・四天王」として注目を集めている。24日の2回戦では九州国際大付と対戦するが「佐倉がホームラン打つ前に打ってやろうと思っている」と、ライバル心を口にしていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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