大阪桐蔭・西谷監督「ちょっとビックリ」 選抜最多タイ1試合6発&17得点圧勝で4強進出

大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】
大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】

2回戦は広島商の辞退で不戦勝に「心を込めてやろう」

 第94回選抜高校野球大会の準々決勝が28日、阪神甲子園球場で行われ、第4試合では大阪桐蔭が市和歌山に17-0で圧勝した。1984年のPL学園に並ぶ1試合6本塁打と打線が爆発。ベスト4進出を決めた西谷浩一監督は「ちょっとビックリしています」と驚きを隠せなかった。

 初回に丸山一喜(3年)の2点適時打で先制。5回に谷口勇人(3年)がソロ、星子天真(3年)が3ランを放って4点を追加した。6回には伊藤櫂人(3年)が1イニング2本塁打。さらに、工藤翔斗(3年)も2ランを放って、選抜史上最多タイとなる1イニング3本塁打で一気に8点を加えた。

 さらに、7回にも海老根優大(3年)が左翼スタンドへ2ランを放って、1984年にPL学園が記録した1試合6本塁打(鈴木、清原、黒木、桑田2本、旗手)の選抜最多記録に並んだ。先発の前田悠伍(2年)が6回1安打無失点12奪三振と好投すると、2番手の別所孝亮(3年)、3番手の南恒誠(2年)も完封リレーで繋いだ。

 試合後、西谷監督は「長打の打てるチームじゃないんですけど、粘り強く引きつけてアジャストしてくれたと思います」と爆発した打線を評価。2回戦は相手の広島商に新型コロナウイルスの感染者が出たため、不戦勝に。指揮官は「正直、持って行き方、リズムを作るのが難しかったんですけど、広島商の選手はゲームができなかったわけですから、それに比べれば、やらせてもらえるだけでありがたいんだと、心を込めてやろうと、一生懸命やりました」と語っていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY