近江・山田、決勝の登板に意欲「投げられるのであれば」 痛みに耐えて170球激投

近江・山田陽翔【写真:上野明洸】
近江・山田陽翔【写真:上野明洸】

5回に左足に死球を受けたが、足を引きずりながら11回を投げ切った

 第94回選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われ第1試合は近江が延長11回、5-2で浦和学院にサヨナラ勝ちし、滋賀県勢として初の決勝進出を果たした。代替出場校としても春夏通じ初の決勝進出となった。エースの山田陽翔投手は5回の打席で左足に死球を受け、足を引きずりながら力投。11回170球を投げて完投し、大橋大翔のサヨナラ3ランを呼び込んだ。右腕は31日の決勝戦も「投げられるのであれば投げさせてもらいたい」と語った。

 患部をアイシングし、椅子に座って試合後のテレビインタビューに臨んだ山田は「嬉しいです。大橋が(サヨナラ本塁打を)打ってくれた瞬間は何とも言えない気持ちでした」と笑みを浮かべた。

 死球を受けた左足をひきずった状態でも降板せず、11回170球を投げて4試合連続完投。主将で4番も務める大黒柱は「(足は)大丈夫です。痛みはあるので決勝に備えて準備したい。肩肘の疲労は感じていません」と話し、「ここまで来たのでチーム一丸で一戦必勝で戦う。決勝戦も投げられるのであれば投げさせてもらいたい」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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