大谷翔平に指揮官は開幕GOサイン「本当にいい状態だ」 1番投手でOP戦初勝利
4回途中4奪三振2安打3失点、バットでは3打数1安打1打点
■エンゼルス 10ー5 ブルワーズ(オープン戦・日本時間1日・フェニックス)
エンゼルスの大谷翔平投手は3月31日(日本時間1日)、敵地・ブルワーズとのオープン戦に「1番・投手兼DH」で出場し、オープン戦キャリア初勝利を挙げた。投球では4回途中4奪三振3四球、2安打3失点(自責2)で降板した。最速99マイル(約159.3キロ)。ジョー・マドン監督は「グッド。本当にいい球を投げていた。直球が本当に素晴らしかった」と合格点を与えた。
開幕前最後の調整登板。2点を先取した初回2死一、三塁からアダメスに左翼線への同点2点二塁打を献上。2、3回と2イニング連続で3者凡退。4回は1死一、二塁からレンフローに四球を与えたところで降板した。「アダメスにはたしかスプリットが抜けてしまってタイムリーを許したが、全体的に言うと、球は傑出していた」とマドン監督。3回1/3で4奪三振3四球、2安打3失点(自責2)。防御率4.76となった。
この日、MLB機構は打順に入った先発投手が降板後も指名打者として出場を続けられる新ルールを今季から導入すると正式発表した。渡米5年目で初めて開幕投手を務める4月7日(同8日)の本拠地・アストロズ戦では「1番・投手兼DH」での躍動が期待される。報道陣から開幕戦へ準備万端かと問われた指揮官は「そう思っている。今日は60何球を投げていたと思う。本当にいい状態にある。彼は次の登板で80、90球は投げられるだろう」と答えた。
バットでは4回2死、左腕ラウアーから右前安打を放った。初回先頭は三ゴロに打ち取られ、2回1死三塁の二ゴロの間に勝ち越し。オープン戦での連続試合安打を「3」に伸ばした。3打数1安打1打点で打率.294、OPS1.125とした。“大谷ルール”の正式導入について、大谷本人は「アグレッシブに攻められると思うので。投手でも打者でも。より後を考えずにというか、そういうふうに対応できるかなと思うので。思い切って、最初から飛ばしていけたらなと思っています」と前向きだった。