“大谷ルール”に「見合う選手探すのが難しい」 指揮官が説く大谷翔平の唯一無二の存在感
恩恵を受けるのはエンゼルスと大谷のみ、マドン監督「容易なことではない」
メジャーリーグ機構は3月31日(日本時間1日)、投打同時出場した先発投手が降板後も指名打者で出場を続けられる新ルールを今季から導入すると発表した。先発投手と主力打者として活躍する大谷を後押しする新ルール。ジョー・マドン監督は大谷の希少性を改めて称えた。
メジャーリーグが二刀流選手の育成を促す新ルール。レイズ・マッケイら二刀流を目指す選手はいるが、現状で恩恵を受けるのは大谷とエンゼルスしかいない。マドン監督は「選手を見つけるのは容易なことではない。間違いなく他球団がそうしたいという気持ちにさせるはずだ。ルールに見合う選手を探すのは難しい」と語った。
レッドソックスの主力打者ベルドゥーゴは来季から投手に挑戦する意向を示している。マドン監督は「二刀流選手があらわれないと言っているわけではない。近い将来、ショウヘイと同じレベルで出来る選手が登場するかどうかは、私にはわからない」とし、「昨年の彼の活躍をしっかりと理解しないといけない。彼の能力というものをね」と話した。今後、大谷のような二刀流選手は出てくるのだろうか。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)