鈴木誠也、2号2ランは「どうでもいい」 結果より感覚…三振に「ムカついていた」

交代後に取材に応じたカブス・鈴木誠也【写真:盆子原浩二】
交代後に取材に応じたカブス・鈴木誠也【写真:盆子原浩二】

冗談まじりに「たまたまな感じで、風で入りました」

■カブス ー エンゼルス(オープン戦・日本時間3日・メサ)

 カブスの鈴木誠也外野手が2日(日本時間3日)、米アリゾナ州メサで行われたエンゼルスとのオープン戦で、“メジャー2号”となる2ランを放った。悠々と左中間に運んだ2試合ぶりの一発に「自分のスイングが打席の中で強くしっかり振ることができた。結果というよりはスイングできて良かった」と話した。開幕まで1週間を切った中、確かな手応えを感じさせる一発だった。

「5番・右翼」でスタメン出場。2回無死一塁の第1打席は空振り三振に倒れたが、迎えた4回2死一塁の第2打席だった。1ボール2ストライクからの4球目の変化球を捉えると、痛烈な打球は左中間フェンスを悠々と越えて着弾。3月30日(同31日)の1号に続き、オープン戦での2安打はともに本塁打となった。

 手応えを問われると「たまたまな感じで、風で入りました」と冗談まじりに発言。「そこよりも打てなかった打席を反省ないといけないことがたくさんありますし、いろいろ試しながら打席に入っているんで。今は結果うんぬんというよりは数多く自分のスイングを出せるのが一番なので」と語った。

 打席での意識も「適当にやろうという感じで、考えすぎても良くないかなと思ったので。とにかく適当に振ろうと割り切ってやりました」とサラリ。本塁打の感触を問われても「覚えてないです、あんまり。その前の三振にムカついていたんで。どうでもいいです、ホームランは」と結果より感覚を重視する。

 6回の守備で交代し、2打数1安打で打率.143に。この試合を入れて、オープン戦は残り4試合。「たまたま甘いボールきたんで反応で打てたんですけど、(空振り三振した)あのチェンジアップを振っているようじゃまだまだ」とさらに先を見据えた。

(Full-Count編集部)

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