移籍決定当日に古巣相手に先発 パドレス加入の左腕が珍体験「ちょっとクレイジー」

アスレチックスからパドレスに移籍したショーン・マネイア【写真:Getty Images】
アスレチックスからパドレスに移籍したショーン・マネイア【写真:Getty Images】

パドレスは2対2のトレードでアスレチックスからマネイアを獲得

 パドレスは3日(日本時間4日)、アスレチックスとの2対2の交換トレードで2018年にノーヒットノーランを達成した左腕ショーン・マネイア投手を獲得した。パドレスはダルビッシュ有投手や昨季11勝のジョー・マスグローブ投手、NPBから復帰したニック・マルティネス投手ら豊富な先発陣を誇るが、また1人大きな戦力が加わることになった。MLB公式サイトが伝えている。

 30歳のマネイアは昨季32先発で11勝10敗、防御率3.91。179回1/3を投げて194三振を奪った。昨季を含めて2桁勝利を計3度達成し、MLB通算50勝(41敗)をマーク。2018年4月21日のレッドソックス戦でノーノーを記録している。パドレスはマネイアの他に21歳の右腕アーロン・ホリデー投手を獲得。球団有望株ランキング12位のエウリビエル・エンゼルス内野手と同26位の右腕エイドリアン・マルティネス投手を放出した。

 アスレチックスはマネイアが今季終了後にFAになることから放出に踏み切ったとみられる。左腕はアスレチックスの先発として3日(同4日)のパドレス戦に登板予定だったが、試合前にトレードが成立したためパドレスの先発としてアスレチックス戦に登板した。結果は3回2/3を投げて6安打4奪三振1失点で敗戦投手に。「かなり感傷的になってしまった。でも、チームメートにお別れを言うことができて良かったよ。彼らを相手に投げたのはちょっとクレイジーなことだったけど。目まぐるしかったね」と振り返った。

 パドレスは今季ダルビッシュが開幕投手を務める。マネイアは2戦目の先発が有力で「目標はワールドシリーズ制覇。できることは何でもする」と意欲を示した。パドレスの先発候補はダルビッシュ、マスグローブ、マイク・クレビンジャー、マルティネス、ブレイク・スネル、クリス・パダック、マッケンジー・ゴアと豊富だが、怪我の懸念やここ数年安定した成績を残せていない投手もいる。マネイアの補強について記事は「安定性を加えることになる」とした他、「厚みを増したローテの駒を使って別のトレードを実行するかもしれない」と伝えている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY