大谷翔平には「特別な才能がある」　完璧なOP戦第3号許した敵将が絶賛

試合前に“大谷ルール”の導入を歓迎していたロバーツ監督だったが…

■エンゼルス 5ー1 ドジャース（オープン戦・日本時間4日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が3日（日本時間4日）、本拠地でのドジャース戦でオープン戦第3号を放った。「1番・指名打者」で出場すると、ドジャースの開幕投手に決まっているビューラーから豪快弾。一発を許したドジャースのデーブ・ロバーツ監督からも「彼にはスペシャルな才能がある。彼を見るのは、いつでも楽しみだよ」と絶賛された。

　打った瞬間に本塁打と分かる一撃だった。2打席凡退で迎えた第3打席、大谷はビューラーが投じたチェンジアップを捉えると、快音を響かせた打球はアッという間に右翼スタンドへ。3試合ぶりの本塁打で、開幕に向けて順調な仕上がりぶりを披露した。

　この日の試合前に“大谷ルール”の導入を歓迎していたロバーツ監督は「彼を見る機会が少なければ少ないほど、僕らにとっては好都合」と語りつつ「彼には特別な才能がある。彼を見るのは、いつでも楽しみだよ」と、大谷の力を絶賛した。

　4月8日のシーズン開幕に向けて、ビューラーにとっても良い調整登板の場になったよう。指揮官も「オオタニ、トラウト、レンドンと対戦することは、誰にとっても素晴らしい準備になる。メジャーリーグの球場で、このようなチームと対戦できたことは、ビューラーにとって良い準備となった」と語っていた。

（盆子原浩二 / Koji Bonkobara）