愛息はパパよりも大谷ファン? ド軍200億円主砲が明かす“ほっこりエピソード”

取材に応じたドジャースのフレディ・フリーマン【写真:小谷真弥】
取材に応じたドジャースのフレディ・フリーマン【写真:小谷真弥】

フリーマンは大谷が表紙になった人気ゲームソフトを購入「息子が欲しがっていたんだ」

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手がFull-Count編集部のインタビューに応じた。ブレーブスの主砲として昨年ワールドシリーズ制覇し、3月中旬に6年総額1億6200万ドル(約200億6000万円)の大型契約でドジャース入り。新天地移籍後の生活を打ち明けると同時に、エンゼルス・大谷翔平投手にまつわる“ほっこりエピソード”を明かした。

 フリーマンの長男・チャーリーくんはパドレス・タティスJr.の熱烈なファン。昨季序盤、父親が打率2割そこそこと不振だった際には「もっと活躍してくれないと。じゃないとオールスターでフェルナンド(タティスJr.)に会えないじゃないか」と“キツーい”言葉を浴びせるほどだった。それでも、大谷らと競演した昨夏のオールスター戦で“変化”が生まれたようだ。

「ショウヘイの本塁打競争を見るのが、僕の息子が唯一やりたかったこと。それに僕は(人気ゲームの)『MLB the Show』を買わなければいけなくなってね。ショウヘイがカバーになっているとあって、息子が欲しがっていたんだ」

「タティスJr.、ハーパー、ショウヘイのファンなんだよ(笑)。それにアクーニャとアルビーズといった、ブレーブスの選手全員もね」

 2020年ナ・リーグMVPに輝いたスーパースターの愛息のハートもがっちりキャッチ。これまでゾッコンだったタティスJr.にも負けない魅力のようだ。

 2010年のメジャーデビューからブレーブス一筋。通算1704安打、271本塁打を記録した主軸打者が故郷のカルフォルニア州オレンジ郡から近いドジャースへ移籍した。「ブレーブスとの再契約のチャンスが閉じてしまい、故郷に戻ってくる機会をドジャースが与えてくれた。だからすぐに飛び付いたよ」と交渉の舞台裏を告白。移籍からまだ1か月も経ってないが、「グレードだよ。ここに来て、まだ3週間しか経ってないけど、ファンタスティックさ。球団が素晴らしい。シーズン開幕が楽しみ」と充実感も口にした。

 ドジャースとエンゼルスのフリーウェイシリーズは今年6、7月の計4試合が組まれている。大谷については「言葉にするのは難しいね。特別な選手。人々が見たことがない、信じられない才能の持ち主。2日前に本塁打を打ったかと思えば、週末にはマウンドに上がって100マイルの球を投げる。彼の活躍は正真正銘インクレディブルさ」と語った。近くのアナハイムで躍動する二刀流男は、新天地での活力となりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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