大谷翔平、幻の打球速度“204キロ”は「この世のものとは…」 同僚が驚愕の証言

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

周囲驚かせる大谷、地元紙記者がチームメートに「一番のエピソード紹介して」

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地でのアストロズ戦で開幕投手を務め、メジャー5年目の戦いをスタートさせる。昨季ア・リーグMVPを受賞した二刀流は、チームメートたちにとっても“驚きの存在”。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は、大谷に関する「一番のエピソードを紹介して」と聞いて回ったといい、その数々を紹介している。

 マイク・トラウト外野手が忘れられないのは、2018年のスプリングトレーニング。「あの春、彼はどの打席でも二塁ゴロだった」といい、足を上げないフォームに着手したときだった。「新しいフォームをマスターするのがあまりに早くて。あれほど常軌を逸脱していると思ったことはないね」と次元の違う器用さに驚いたという。

 若手のジョー・アデル外野手は、米アリゾナ州の野球施設「ドライブライン」で一緒にトレーニングをした際に“幻の”打球速度を目撃。公式球よりやや小さい特別な球を使った練習で「(小さい球だと)打球の初速が5~6マイル(約8~10キロ)上がるものなんだが、ケージで彼が初速127マイル(約204キロ)を出したのを見た」と証言。「この世のものとは思えなかった。見たことのない数字だったよ」と腰を抜かしたのだった。

 マックス・スタッシー捕手は、昨年8月18日(同19日)に敵地で行われたタイガース戦を回顧。8回を投げて8奪三振、無四球で1失点の快投だけでなく、40号ソロも放った。投打で躍動した姿に「あの試合はオオタニ1人で勝ったようなもの」。同じ試合を挙げたマット・ワイズ投手コーチは、90球という“省エネ”も強調して「あんなピッチングをする投手は見たことがなかった」と話した。

 ブランドン・マーシュ外野手は、今年3月26日(同27日)のホワイトソックスとのオープン戦が衝撃的だった様子。試合前に大谷に対して「きょうの初球はスタンドインだね」と話したところ、二刀流はその“予言”を実行するように初球のカーブを右中間へ。冗談交じりに発した言葉を現実にする姿に「彼は野獣だよ」と言い切った。驚きを更新し続ける大谷は、今季どんな姿を見せてくれるのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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