佐々木朗希は「シンジラレナーイ」 元ハム監督ヒルマン氏が絶賛「奇跡的なこと」

ロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

最下位の古巣にはエール「頑張って突き進むこと」

 2003年から2007年まで日本ハムで指揮を執り、現在エンゼルスの選手育成担当を務めるトレイ・ヒルマン氏が、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について「シンジラレナーイ」と驚きを語った。

 10日のオリックス戦で28年ぶりの快挙を史上最年少で達成した佐々木朗。さらにプロ野球記録となる13者連続奪三振、日本記録に並ぶ19奪三振と記録づくめだった。ニュースは海の向こうにも届いており、ヒルマン氏は「驚いたね。あんなにたくさん三振を奪い、制球もしっかりしている。素晴らしいね」と絶賛した。

エンゼルス選手育成担当のトレイ・ヒルマン氏【写真:小谷真弥】
エンゼルス選手育成担当のトレイ・ヒルマン氏【写真:小谷真弥】

 さらに「まさにシンジラレナーイ」と一言。自身が2006年に度々使い、その年の流行語大賞トップ10にも入った“決め台詞”も飛び出した。「こんなことをやってのけるとなると、期待がすごく高まると思う。彼が集中力を保ち、可能な限り安定感のある投球をしていくことを願っている。しかしながら、(佐々木朗希の今回の活躍は)日本球界でもう二度と起きないかもしれないね。インクレディブルだ」と語り「計19奪三振、13者連続三振。想像すらできない。奇跡的なことだ。投手がそのような活躍をしたときは、どんな時でも素晴らしい。彼におめでとうと言いたい」と祝福した。

 一方、2004年から3年間ともに戦った新庄剛志監督が就任した日本ハムは、開幕から14試合を終えて3勝11敗の最下位に沈んでいる。「私からファイターズへのメッセージは、頑張って突き進むこと。シンジョウを含め、スタッフや選手たちも問題なくやっていけると願っているよ」とエールを送った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY