カーショーが7回パーフェクト13K 大記録目前、80球で降板も「正しい決断だった」

7回までパーフェクト投球を演じたドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】
7回までパーフェクト投球を演じたドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】

ツインズ戦で今季初先発して13奪三振の快投

■ドジャース 7ー0 ツインズ(日本時間14日・ミネソタ)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が13日(日本時間14日)、ツインズ戦に先発。7回までパーフェクト投球を演じて13三振を奪った。球数が80球に達して降板したが「続投したい気持ちはあったけど、それよりも大事なことがある。(降板のタイミングは)正しい決断だった」と語った。

 ドジャース一筋15年目を迎えた33歳左腕の今季初マウンド。初回、先頭のバクストンを空振り三振に斬ると波に乗った。1人の走者も許さず、6回には圧巻の3者連続三振。ロバーツ監督は「6回を終えて彼のところに行き『どんな感じだ?』と尋ねたら、7回も投げたいと言った。『80~85球くらいで終わらせたい』とのことだった。それは理にかなっている。私としてもそれでいいと思った」と舞台裏を明かした。

 そして7回も完全投球は続いたが、80球を投じていたためこの回限りで降板。2番手のベシアが8回に安打を許して“ノーノ―リレーは”途切れた。それでもチームは7-0で快勝し、カーショーは「僕たちが目指しているのは勝利。そのために僕らはここにいる」と話し「責められるべきはロックアウトだよ。1月まで僕はボールを握ってなかったんだから」と続けた。

 ロバーツ監督も「私は選手にとっての最善策を考えて、あらゆる決断をしている。ドジャースを応援してくれる人はたくさんいる。クレイトンがノーヒットノーランをする今日のためだけではなく、世界一を獲るための応援だ。その目的のために、我々は彼の健康を保てるようにしないといけない」とあくまでチームのための継投策だったことを強調した。

【実際の映像】バットが次々空を切る…変幻自在に“7回完全”を演じたカーショーの投球

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