完全試合目前の降板から一夜 カーショーが明かす胸中「全ては10月に向かってのもの」

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】

「自分の健康面、チームの利益を鑑みても正しい判断」

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が14日(日本時間15日)、パーフェクト投球を続けながら7回で降板した13日(同14日)のツインズ戦について言及。「(完全試合を)できれば良かったが、昨日はその日ではなかった。正しい判断だと思っている」などと語った。

 今季初登板となったカーショーは7回まで一人の走者も出さず、毎回の13三振を奪う快投。完全試合達成の期待も高まったが、マウンドを降りた。球数は80球だった。球界屈指の左腕はデーブ・ロバーツ監督と降板について話した時の様子や一夜明けての胸中を明かした。

「(降板の決断は)簡単なことではなかった。その時は正しい選択をしたと感じていたよ。もちろん今朝起きてみて『もし(続投していたら)』と考えたりもするけれど、正しい決断をしたと感じていた。今から後戻りはできないよ。ファンの立場に立てば申し訳なく思う。(完全試合を)できれば良かったけど、昨日はその日ではなかった」

 昨季は22登板で10勝8敗、防御率3.55。左前腕部を痛めた影響でシーズン終盤に離脱した。「続投による(故障などの)のリスクはどれくらいあったのか?」との問いには「知る方法はないよ。9回を投げてシーズン最後まで問題ないかもしれないし、2回だけでも次の日に痛みが出たかもしれない。誰にも分からないが、あの時は正しい判断だったと思っている。自分の健康面、チームの利益を鑑みてもね」と答えた。

 完全試合については「スペシャルなこと。当たり前のこととは思わない。メジャーの歴史上20数人しかしていないことだからね」とし、「自分個人としては勝つことが唯一のモチベーション」と語った左腕。通常の球数を投げられる状態に達するには「多分あと1試合かな」と見通しを明かし、FAとなった昨オフに1年1700万ドル(約21億4800万円)でドジャースに残留した理由についても言及した。「昨年は(怪我で)10月に(プレーオフに)出場できずに終わってしまった。だから、私はここにいる。ここに戻ってきたんだ。全ての決断はその月(10月)に向かってのものだ」と先を見据えた。

 ロバーツ監督もまた、カーショーの交代について言及。「私も野球ファンだ。ファンは素晴らしい瞬間を目撃したいし、それは心から理解できる。しかし、ファンの帽子を被った状態で監督を務めることはできない」と語った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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