鈴木誠也、初の週間MVPも「たかが1週間」 初4番で2安打には「必死にやっている」

「4番・右翼」で先発したカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】
「4番・右翼」で先発したカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】

打率.429でリーグ2位、週間MVPも初受賞

■カブス 4ー2 レイズ(日本時間19日・シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手は18日(日本時間19日)に本拠地シカゴで行われたレイズ戦に初めて「4番・右翼」で先発し3打数2安打。打率をナ・リーグ2位の.429まで引き上げた。試合前には初の週間MVP受賞が発表され、リーグ有数の強打者と見られ始めている。試合はカブスが4-2で逆転勝ちした。

 鈴木は試合後、まず「チームが勝ててるんですごくいい状態だと思います」と口にした。2安打についても「必死にやっている結果がたまたまついてきていると思う。打撃はいい時もあれば悪い時もあるので、走塁や守備でしっかりやりたいなと思う。たまたまだと思うのでバッティングは気にしないようにしている」と偶然の産物だと強調した。

 早くも週間MVPの受賞を果たしたことも「嬉しいですけど、たかが1週間ですし、続けられなかったら意味がない。今後も頑張ってやれるようにしたい」と通過点だと捉えている。

 日本からのルーキーが4月に週間MVPを獲得するのは大谷翔平以来、デビューから9試合連続安打は岩村明憲に並んだ。「先輩方が頑張ったからここにいられる。日本から来る選手の評価が落ちないように頑張りたい」と謙虚な言葉を並べた。

 この日は7回の打席で左肘に死球を受けるなど、成績を残すにしたがって厳しい攻めも増えてくる。「当ててもらっても全然いい。チームの勝ちに貢献できれば」とフォア・ザ・チームを強調していた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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