小・中学は軟式か硬式か、高校は強豪に入るべきか 元楽天・鉄平さんが考える“進路選択”

「最も難しい」高校選択、試合に出られる学校進学も選択肢の一つ

 高校の進路選択が一番難しく、よりプロ野球を意識した選択をしなければいけません。強豪校に行けばものすごい練習量と、さまざまな設備がありますが、その分競争相手も多い。中学時代はエースで4番だった選手が強豪校に入学するも、3年間で1度も試合に出られないというのはよくある話です。そういうのをはねのけるくらいの覚悟がないと、プロ野球選手になるのが難しいのも事実です。

 強豪校で試合に出られないくらいなら、強豪校とされていない高校に入学して試合に出るという選択もあります。そこで活躍すればプロのスカウトが見に来てくれます。もちろん、強豪校の方が注目されやすいというメリットはありますが、スカウトは基本的に「良い選手」を見に来ます。自分が試合に出られそうな高校を選ぶのも、選択肢の一つです。そういう選択をして結果的にプロ野球選手になっている人もいます。試合に出ていればすぐにプロ野球選手とはいかなくても、大学や社会人野球からも声がかかりやすい。試合に出ていないことには、評価のしようがありませんから。

 高校卒業後は、どこに進もうともデメリットはありません。高校時代と一緒で良い成績を残せば、スカウトが評価してくれます。高校よりもプロへの道は近くなっているので、自分との戦いです。どこに進もうと大して変わらない。ただ、大人になるのでいろんな誘惑も出てくる。高校卒業後もプロ野球選手になりたいという思いがあるのなら、どれだけ自分に厳しくできるかだと思います。

 最後にまとめると、進路選択において違いがあるのは強いて言えば小学校だけです。リトルリーグに行くのであれば、怪我のリスクを頭に入れてケアをするようにしましょう。その他の進路選択については環境の要素、どれだけ野球に取り組めるかが重要です。周りの思惑もありますが、最終的には本人がどうしたいかで決めるべきです。

◇土谷鉄平(つちや・てっぺい) 1982年12月27日生まれ、大分県大分市出身。津久見高校から2000年ドラフト5位で中日に入団。2006年に楽天へ移籍し、2009年に打率.327で首位打者に輝いた。オリックスへの移籍を経て2015年限りで現役引退。引退後は楽天アカデミーコーチ、2軍外野守備・走塁コーチ、1軍打撃コーチを務めた。現在は球団を離れ、野球解説者として活躍の場を広げている。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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