“誤審連発”で流れ加速? MLB監督がロボット審判に理解「ある意味賛成している」

誤審に抗議するフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】
誤審に抗議するフィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】

フィリーズのジラルディ監督「私はそれでも構わない」

 フィリーズのジョー・ジラルディ監督が、ロボット審判のメジャーリーグ導入に「(使用されても)構わない。ある意味賛成している」と、肯定的な発言をして話題を呼んでいる。“疑惑のストライク判定”にぶち切れてカイル・シュワーバー外野手が退場処分を受けた24日(日本時間25日)のブルワーズ戦後に自身の考えを語ったという。

 シュワーバーは1点を追う9回の打席で、主審のエンゼル・ヘルナンデス氏が外角球をストライクと判定したことに激怒。バットとヘルメットを地面に叩きつけるなどして退場処分を受けた。

 米メディア「CBSスポーツ」は「エンゼルス・ヘルナンデスの不安定な判定の後、ジラルディ監督は(コンピューターによる)自動ストライクゾーンについて『(使用されても)構わない』と答えている」との見出しで詳報。ロボット審判による判定について問われたジラルディ監督は「私はそれでも構わないよ。審判は常に投手の後ろにいるべきだと私は考えてきたからね。その方がうまく出来ると思うし。審判は簡単な仕事ではない。だからこそ私は、コンピューターによる自動判定にある意味賛成している」と答えている。

 記事ではヘルナンデス氏を「現在おそらく球界の中で最も批判されている人物」と評している。また、「CBSスポーツ」のダニー・ビエッティ記者は自身のツイッターでヘルナンデス氏がこの試合で19回誤審したとし、「信じられないパフォーマンスだ」と断じている。今季はメジャーの一つ下のクラスに当たる3Aで導入されたロボット審判。近い将来メジャーでも使用される時が来るのだろうか。

(Full-Count編集部)

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