2試合連続で満塁アーチを被弾 DeNA三浦監督が期待の若手左腕に怒った理由

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

坂本は阪神・小野寺に続き巨人・中島に満塁本塁打を浴びた

■巨人 8ー2 DeNA(27日・横浜)

 DeNA・三浦大輔監督のコメントが珍しく怒気を帯びていた。27日に本拠地の横浜スタジアムで行われた巨人戦で、先発の3年目左腕・坂本裕哉投手が中島に満塁1号を浴び、4回4失点KOを喫した。試合は2-8の大敗。坂本は前回登板だった21日の阪神戦(横浜スタジアム)でも小野寺に満塁弾を浴びていた。期待の若手成長株だけに、ハマの番長の落胆は大きかったようだ。

 この日の坂本は制球が荒れ、特に両軍無得点で迎えた4回はストレートがほとんどストライクゾーンに来ていなかった。2安打と1四球で1死満塁とされ、もう四球は許されない状況で、中島に対してカウントは3-1に。チェンジアップを2球、カットボールを1球投じて、なんとかフルカウントに持ち込んだが、8球目のチェンジアップが真ん中に入り、日米通算22年目のベテランに左中間席へ運ばれた。

 三浦監督は試合後「最後はど真ん中でしたからね。前回と同じ満塁本塁打ですし。ホームラン自体も痛いが、そういうシチュエーションにしてしまったのが良くなかった」と厳しい表情で指摘。「なんとか最少失点で抑えるということができず、前回と同じ感じでした」と断じた。

 坂本は前回登板の阪神戦でも3-1と2点リードで迎えた4回、死球、ヒット、四球で1死満塁のピンチを背負い、代打・小野寺に対しカウント0-2と追い込んだものの、外角へ外すつもりのストレートが真ん中に入り、左翼席へ運ばれたのだった。ここぞの場面でコントロールの甘さが命取りになり、黒星はつかなかったものの4回5失点で降板した。

3年目の今季は0勝2敗、防御率7.20と苦しんでいる

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