交流戦3連勝で首位奪還も目前 鷹・藤本監督の頭を悩ませる“問題”とは?

31日に今宮が昇格、ガルビスも2軍で好調、でも出るところなし?
3連勝で交流戦首位タイに浮上したソフトバンク。パ・リーグ首位の楽天とも0.5ゲーム差に迫り、首位奪還のタイミングを虎視眈々と伺う。上向きのチーム状態にあって、藤本監督の頭を悩ます問題も……。好調な野手陣にあって、選手の起用法が難しくなっているのだ。
牧原大や25日に1軍に昇格した周東、28日の試合で2打席連続本塁打を放った渡邉陸捕手ら、好調な野手が多い中で、31日の巨人戦からは新型コロナウイルスの濃厚接触者の疑いで離脱していた今宮健太内野手が復帰する予定となっている。
さらに、2軍ではフレディ・ガルビス内野手が状態を上げており、小久保裕紀2軍監督から1軍首脳陣には昇格に向けてのゴーサインが出されている。実戦機会を与えるために、短期間限定でファーム調整となっている海野隆司捕手も6月2日以後、再登録が可能になる。
藤本監督は「みんな、周東もいいし、牧原(大)もジョーカー的な存在ですけど、2番に入ったらずっと活躍してくれている。ガルビスは調子上がってきていると聞いてます。今こっちのメンバーで、これだけ繋がっていて、どこに入ってくるのかというのもある。当然、ガルビスのことは頭に入れて考えています」と明かす。誰を昇格させ、誰をファームに置くか。悩ましい状況にあるのは事実だ。
ソフトバンクは栗原陵矢外野手が左膝前十字靭帯断裂、上林誠知外野手が右アキレス腱断裂で戦線を離脱しており、主力2人が不在。それでも、指揮官が頭を悩ますほど充実の布陣になりつつある。スタメンを決めるのも一苦労。王座奪還を狙うソフトバンクが上昇気流に乗ってきている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
