正念場の中日に“追い討ち”…痛すぎる3年目ドラ1の離脱 立浪監督が直面する窮状

中日・石川昂弥【写真:荒川祐史】
中日・石川昂弥【写真:荒川祐史】

5HR&守備の貢献大の石川昂弥が抹消に…遊撃と三塁のレギュラー不在

 中日は29日、京セラドーム大阪でのオリックスとの交流戦に0-8で完敗し、連勝は3で止まった。右のエース柳の5失点炎上もさることながら、何より痛かったのは石川昂の離脱。27日の試合中に負傷し、この日出場選手登録を抹消された。遊撃と三塁のやりくりはさらに難しくなり、立浪監督が重視してきた屋台骨が揺らぐ可能性もある。

 新型コロナウイルス感染から復帰したばかりで、災難が降りかかった。石川昂は27日のオリックス戦で、一塁に駆け込んだ際に足を引きずる仕草を見せた。翌28日は様子を見たが、この日になって抹消に。怪我の具合によっては長期離脱の可能性も出てくる。

 高卒3年目を迎えたドラフト1位は、チームの核となり始めていたのは確か。チームトップタイの5本塁打、同2位タイの19打点をマークしていただけでなく、三塁手としての貢献度も高かった。セイバーメトリクスの指標などで分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、守備の総合的な指標「UZR」は「4.4」。平均的な選手に比べてどれだけ失点を防いだかを表す数値で、リーグトップだった。

 石川昂が抜けた直近2試合は、高橋周が昨季までの定位置だった三塁に。ただ、それ以前は遊撃を守る試合もあるなど、固定できていなかった。28日の試合でオリックスのエース山本から決勝適時打を放ったプロ12年目の三ツ俣が当面は遊撃となりそうだが、シーズンを通して定位置を担ったことはない。

 そもそも“遊撃問題”は、レギュラー京田の強制送還から頭をもたげている。立浪監督としてはセンターラインをしっかり固めた王道野球を掲げていただけに、京田の打撃にはある程度目をつぶる方針だった。しかし、肝心の守備でも精彩を描くようになったため、降格を決断。ぽっかり空いた要のポジションを誰が埋めるのか、はっきりとしていない。

 事実上、三塁と遊撃のレギュラーを欠く事態は、広い本拠地で“守り勝つ”という屋台骨を揺るがしかねない。自慢の投手陣も昨季ほど盤石とは言えず、チーム防御率3.69はリーグ5位。そんなチーム事情を反映するかように、5月は1試合を残して10勝14敗と黒星が先行している。5位転落の危機もすぐそこにある中で、指揮官の手腕が問われる。

【実際の映像】正念場の中日には痛すぎる…チームの“核”石川昂弥が負傷したシーン

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