DeNAの4番・牧秀悟は抑えられない? 元捕手の専門家もため息つく“万能ぶり”

DeNA・牧秀悟【写真:小林靖】
DeNA・牧秀悟【写真:小林靖】

チームは日曜8戦全敗も3安打で打棒に陰りなし

■楽天 6ー5 DeNA(交流戦・5日・横浜)

 DeNAは5日、本拠地・横浜スタジアムで行われた楽天戦に5-6の逆転負けを喫し、今季の日曜日は8戦8敗となった。しかし、4番の牧秀悟内野手はこの日も4打数3安打の活躍で、「令和」初の3冠王の現実味は増すばかりだ。現役時代にヤクルト、横浜(現DeNA)など4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏が分析した。

 普段通り、左へ右へ快打を飛ばした。1回1死二塁での第1打席はカウント3-2から、楽天先発・則本が投じた外角低めの際どい148キロ速球を見極め、四球で出塁。第2打席は内角高めの速球、第3打席は真ん中低めのフォークを、いずれも左前に運んだ。7回は先頭で相手3番手・西口の代わり端をとらえ、真ん中低めの151キロのストレートを逆方向へ。右翼フェンス直撃の二塁打となりチャンスメークした。

 5日現在、打率&打点の2冠。打率.333は2位の巨人・ウォーカーに2分1厘差をつけている。46打点は、2位に並ぶヤクルト・村上と巨人・岡本和に1差と、頭ひとつ抜け出した。さらに、決して長距離砲タイプではないものの15本塁打を放ち、17発でトップの岡本和、16発の村上に続いている。

野口捕手ならどう抑える?「打撃を崩すためには何かを意識させたい」

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