大谷翔平「監督の初勝利の方が価値ある」 4勝目よりも…指揮官へ“粋な贈り物”の理由

試合直後に勝利球をプレゼント「もちろんおめでとうございます、という気持ちで」
■エンゼルス 5ー2 Rソックス(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・レッドソックス戦で「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、4勝目を挙げた。5回に10試合ぶりの12号2ランで逆転。投げては今季最速101.0マイル(約162.5キロ)で今季最長7回4安打1失点と力投した。
大谷にとっては5月5日(同6日)の敵地・レッドソックス戦以来35日ぶりの勝ち星となった。何度も雄叫びをあげる気迫の投球となったが、試合直後は超冷静。受け取った勝利球をネビン監督代行にプレゼントした。「僕の4勝目より監督の初勝利の方が価値があると思いますし、なかなか監督になって1勝目はないことなので」。
5月25日(同26日)から続いた大型連敗を「14」でストップ。チームはジョー・マドン監督を7日(同8日)に解任。三塁コーチから転身したネビン監督代行は就任3試合目の指揮だった。ネビン監督代行は「手に入れたよ。ショウヘイがくれたんだ。私のものだって」と喜んだ。
まだシーズンは101試合ある。大谷は「帰ってきた時に渡しました。もちろんおめでとうございます、という気持ちで渡しました。これから2勝、3勝、もっともっとできるように選手も頑張りたいなと思っています」と、さらなる貢献を誓っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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