交流戦史上初、セ・リーグが2年連続で勝ち越し 優勝はヤクルト、2位阪神と上位独占

阪神・矢野燿大監督(左)とヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督(左)とヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】

パ・リーグ各球団は勝率5割前後に集まるダンゴ状態

 プロ野球は12日に今季の交流戦全日程を終え、リーグ間の対戦成績はセ・リーグが55勝、パ・リーグが53勝となりセ・リーグが2年連続で勝ち越した。セの勝ち越しは2009年、2021年に続く3度目。2年連続は初めてで、パ・リーグの強さばかりが目立った流れが変わりつつある。

 11日に2度目の優勝を決めたヤクルトは、12日もソフトバンクに3-0で完勝し14勝4敗の貯金10。セ・リーグの首位固めに成功した。一方で開幕から苦戦の続いていた阪神も、最後のオリックス戦を3連勝。この期間12勝6敗で2位につけ、セ・リーグの最下位を脱出した。

 リーグ内の“格差”にも注目だ。中日は7勝11敗と負けが先行し、セの最下位に転落。5勝13敗の広島もセ3位につけるとはいえ首位ヤクルトとの差は大きく開いた。

 パ・リーグではロッテの10勝8敗が最高。最も負け越したチームでも8勝10敗の日本ハムで借金2。交流戦の前と大きく変わらない勢力図で、リーグ戦に戻る。

(Full-Count編集部)

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